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20250521 『ももつばが足りなくてSSを書き出す(書いた)』

  • さく(nikujjyaga06)
  • 5月21日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月23日

お世話になっております。朔です。眉見の誕生日絵はあとちょっとです。


ついブログばっかり更新してしまい、Xで呟くことを忘れていました。

でもXで自我を出すのも苦手なので、こっそりとここに吐き出しているくらいがちょうどいい気がしています。

つまり今後、私のXはひたすら担当の絵を無言で上げ続け、定期的に「サイト更新しました!」と呟くだけのBOTになります。花園百々人画像BOTには大変お世話になりました。

なおこのブログ(日記)の更新は特に告知しません。恥ずかしいし。


今日は眉見の誕生日絵を仕上げる覚悟だったのですが、「ももつばが……ももつばが足りねぇんだよぉ……!!」と帰りの電車で発狂し始め、書き殴ったSSです。正直SSはど素人です。起承転結とか分かっていません。あほなのでこんなものが大量にスマホに残されています。毎日こんなあほなことしか考えていません。この後に続きますので何でも許せる方だけご査収ください。



*****

※同棲中の同僚

※つばさ視点


柔らかな日差しがカーテン越しに揺れて、まぶたにふんわりと降りてくる。オレはゆっくりと目を覚ました。


「ん……」


もう少しだけ、寝ていたい。昨日は夜が遅かったし、今日は久しぶりの休みだし……。 日課にしているランニングに出るには、もうちょっと時間が遅いかな。


「昨日……」


昨晩のことを思い出す。そうだ、ももくんと……。


「……うぅ」


一緒に暮らしはじめて、まだ1ヶ月。なかなかゆっくり過ごす時間も取れなかった中で、昨日はたまたま早く帰れて……。


「……まだ慣れないなぁ」


同じベッドで眠ることも、「おはよう」と「おやすみ」を言い合うことも、まだちょっとドキドキしてしまう。 いい大人のはずなのに、こんなことで赤くなってるなんて、ももくんには知られたくない。

頬がじんわり熱くなるのを感じながら、思わず布団をかぶった。 そのとき、静かにドアの開く音がした。


「ばさちゃん……起きてる?」


遠慮がちに、小さな声。


「あ、うん」

「おはよう……」


「おはよ……」

「……ごめんね、ばさちゃん」


「え? なにが?」

「昨日……ちょっと無理させちゃったかなって」


(ふわっと優しく微笑んで)


「……そんなことないよ、ももくん」


そう返す声が少し掠れて、自分でも驚いた。思い出すと、やっぱり少し恥ずかしい。でも、嫌じゃなかったし、無理なんてしてない。むしろ。


「オレのほうこそ……ごめん。まだ慣れてなくて、変に緊張しちゃってるだけで……その……ほんとは、すごく嬉しかったんだ」


言いながら、布団の中でもぞもぞと顔を隠す仕草になってしまう。


ももくんはベッドの近くに寄ってきて、枕元に座り込んだ。

それから俺のほうをじっと見て、小さな声で

「……ばさちゃんが嬉しかったなら、よかった」

って、ほっとしたように笑った。


「うん、オレ、ももくんのこと大事にしたいから……だから、これからも、少しずつね」


言ったあと、そっと布団を引き下ろすと、目が合って――ももくんの表情があまりに優しくて、照れくさくて、でも、すごく幸せで。


「……おはよう、ももくん」

「おはよう、ばさちゃん。朝ごはん、作ってあるよ。トースト、またちょっと焦がしちゃったけど……」

「ふふっ、それも慣れてきたよ」


くすぐったい気持ちで笑い合う。

今日の朝は、きっと今までで一番やわらかくて、優しい。そんな始まり。




 
 
 

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